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杉玉が下がりました
造り酒屋の軒先で、杉の葉を丸く束ねた杉玉(酒林・さかばやしとも言う)を時折見かける。冬のはじめ青々とした杉玉
が軒先に吊るされると、それは新酒ができたことを告げた。そうして青々とした杉の葉が日一日と古くなり葉の色もうす茶から秋頃には茶褐色に色付く。まだ青々として透き通
った新酒が、暑い夏を越し程よく熟成された秋頃にはお酒の色も杉玉
同様うっすらと黄金色に輝いているのだ。杉玉で新酒ができたことを知らされ、葉の色付きと共にお酒の熟成を想像しながら秋の飲み頃を知る。
大手の造り酒屋では機械生産の四季醸造があたりまえとなり杉玉を見かけることは少ないが、秋田の酒造りは、今も昔変わらぬ
「寒仕込み」で、この風情が楽しめる。当店では、この冬仕込みの新酒初しぼり生原酒が入荷した日に、店の軒先に下げますよ。
高良の 杉玉見ては 入荷知る
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